横浜チャレンジャー2023

準決勝

綿貫陽介1vM.モー3

清水悠太v内山靖崇

 

 

横浜で開かれる慶應チャレンジャー。

今日予定されていたのはシングルス準決勝2試合と、ダブルス決勝です(観たのはシングルスのみ)。

ただ試合開始直前にトーナメントディレクターと内山がコートに登場。内山の口から、今日の試合を棄権すると説明がありました。

とっても残念。この先また、コートでプレーを観れることを願います!

内山は説明をしてくれた上で、さらにサイン会まで実施してくれました。

 

 

準決勝トップハーフ。

2016年プロデビュー98年1月生まれアメリカのモーと、

2016年プロデビュー98年4月生まれ日本の綿貫となりました。

シード順であり、今年の活躍度から考えても順当。

けど、その中でも、ランキング通りしっかり準決勝進出は凄いです。

 

両者は初対戦。

ようやくオフシーズンとなるこの時期、選手によってはすでに来年の全豪を考えることもあります。

この大会去年のファイナリストで現在98位の綿貫はそのことをコメントでも残しています。

そして、122位のモーも似た気持ちがあったんではないでしょうか。

全豪は2人とも、今年の本戦1回戦を勝っています。

 

試合中、観客の声援は思ったより綿貫に偏ってはいませんでした。

試合前の練習、9割は日本選手のコートに集まってましたね。

 

tennismagazine.jp

BJK杯2023(プレーオフ)

日本vコロンビア

1日目

本玉真唯vC.オソリオ

日比野菜緒vY.リザラソ

 

2日目

日比野菜緒vY.リザラソ

本玉真唯vM.エラーソ ゴンサレス(C.オソリオから変更)

青山修子/柴原瑛奈vY.リザラソ/C.オソリオ(M.エラソ ゴンサレス/M.ペレス ガルシアから変更)

 

2日目に行ってきました。

BJK杯(旧フェド杯)を観戦に行ったのは初めて。

この大会、今年で60周年だそう。そして今年から日本チーム監督には杉山愛

そして日本チームエースに選出されたのは日比野菜緒です。

この日比野を、今年4月千葉県柏市で行われたITF25,000ドルの大会でも、私は現地で観てました。元々トップ100にいたのは知っていましたが、4月のランキングでは137位。日本女子でも3番手でした。

そこから小さい大会で勝ち星を重ね、11月現在はランキング90位。有明コロシアムで国別対抗戦でエース対決を闘っている、すごい復活です。

かしわ国際2023 - tenez365

 

2試合目の本玉が個人的に1番楽しみでした。

名前はよく聞きますし東レでのシフィオンテク戦で最近も話題になったと思います(シフィオンテクの方がよく知らない)。

日比野の厚グリップと違い、セミエスタンぐらいでしょうか。クセの少ない綺麗なフォームで、フォアハンドのフォロースルーを首までもっていくのも個人的には好き。

ランキングは現在の109位が自己最高。99年生まれのまだ24歳。

来年全豪では本戦ストレートインを期待しちゃいますね。

 

青山/柴原ペアはダブルスとしてはおなじみ。

ペアとてツアー優勝8回。うちWTA1000を2回。今年は全豪準優勝。

2022-2023と2年連続でファイナルズに出場。

175センチの柴原は180キロのサービスがあるんですね。

青山のネットにいるときのプレッシャーのかけ方もいかにもダブルス巧者。

見てても自然と「ダブルスしてるなぁ」と、楽しませてくれるプレーでした。

 

 

2日目の結果、日比野は残念でしたが本玉の勝利で5試合目に繋ぎ、

ダブルスはストレート勝利。

本玉勝利後の飛び跳ねながらチームとハイタッチや、「2人で1本」のダブルスを見ていると、チーム戦だなぁととても感じます。

今回試合には出てませんが、1番最後マイクを渡された坂詰。「皆さん初めまして坂詰姫野です!」とファンに挨拶したのもとても会場が沸きました。

 

杉山愛の監督就任は今年から。そして今年というと「JWT50」創設の年でもあります。私は初めてBJK杯を観に行ったわけですが、会場に来てた方々がなんとも豪華。

浅越しのぶ(元21位)

森上亜希子(元41位)

吉田友住(元52位)

森田あゆみ(元40位)

山本育史(6年連続デ杯代表)

岩渕聡(デ杯ダブルスの同一ペアとしての最多勝利数保持者、去年までデ杯監督)

添田豪(元47位、現デ杯監督)

 

他には日本テニス協会で元選手の方も何名か。

ちゃんとは調べてませんが、全員が日本代表として活躍してた方々でしょう!

因みに試合開始前や終了後、杉山が客席に応えていたのは、この浅越達の賑やかな声援に対してです。皆さん明るくて良い!

他にもアナウンサーあるいは、他競技の元選手などもいました。

いろんな意味で注目度があったと言っていいのかはわかりませんが、正直観客の多さには驚きました(詳しくは知りませんがチケット入手の過程にいくらか事情もあったようで)。

と、同時に1996年日本vドイツ。伊達とグラフとの一戦。

この試合はビデオでしか観てませんが「当時、会場内はどんな感じだったのだろうか」と、ふと思ってしまいました。

 

今日も有明は素晴らしい試合。ありがとう日本チーム、コロンビアチーム!

 

スポニチアネックス

『テニス女子日本代表・杉山愛監督 1年目6戦全勝 来季の予選進出決定』

www.msn.com

 

tennisclassic.jp

 

全日本2023(本戦5日目、6日目)

 

準決勝

伊藤あおい3v西郷里奈2

加治遥1v清水映里7

 

準々決勝

徳田廉太5v伊藤竜馬3

 

準決勝

上杉海斗/松井俊英1v田口涼太郎/羽澤慎治4

柚木武/片山翔3v市川泰誠/渡邉聖太2

 

決勝

加治遥1v西郷里奈2

 

準決勝

白石光7v上杉海斗

徳太廉太5v片山翔9

 

全日本選手権は金曜日と土曜日に行ってきました。

対戦カードを見てみると、上位シード勢の勝ち上がりがとても目立ちます。

他の大会でもですが全日本を考えると特に珍しいと思います。

それだけ”誰が勝つかわからない”闘いです。

個性がけっこう出てて、特に女子シングルス面白い。

 

なんですが、今回はちょっとここまで。写真をいくつか載せておきます。

因みに全日本と同じ週にパリでは今年最後のマスターズがありました。

そのパリが始まったときには、ファイナルズの出場枠が残り3つも。そして11月3日にようやく決まるという、混戦ぶりです。

今週はWTAのビリージーン・キング・カップです。ファイナルズのラウンドロビンもありますが、週末有明では、プレーオフ日本vコロンビアもあります。

 


news.tennis365.net

www.jta-tennis.or.jp

「世界ランキング」【日本男子】

ただ今、パリマスターズでは1回戦西岡が戦っています。

今週は全日本の週でもあります。

WTAではファイナルズの週でもあり、青山/柴原ペアが2年連続で出場を決めています。

 

 

実は現在ATPシングルスのランキングでは、

TOP100に日本人男子が3人です!

正確には今年2023年7月31日付、綿貫陽介が初のランキング100に入り、

8月14日付、ダニエル太郎が95位になったことでこの快挙が起こりました。

この3人は今年全豪で、全員が2回戦進出を決めましたね。

 

 

 

 

「世界ランキングTOP100位に日本人男子が3人」これは

2012年3月19日付、このときが初めてだと思います。

この年3人でロンドン五輪出場もしています。

 

 

 

 

この事実だけで十分凄いのですが実は、

「ランキングTOP100に日本人男子が4人」のときも!

2017年3月20日付。

松岡修造以降の、ATPツアー優勝をしている4人。

 



画像引用:

Official Site of Men's Professional Tennis | ATP Tour | Tennis

 

綿貫は今週更新の72位が現状キャリアハイ。

パリは予選に出場しましたが決勝で西岡に敗れています。

 

また、今日シドニーのチャレンジャーではダニエル太郎v内山靖崇があります。

内山のキャリアハイは78位。

2人は学年だと同学年。

世界ランキングTOP100経験者同士の日本勢対決が続くなんて!

世界ランキング100位に関しては以前も少し書いてました。

「世界ランキング100位」鈴木貴男、添田豪 - tenez365

「世界ランキング100位」伊達公子、奈良くるみ - tenez365

日本人男子のツアー優勝に関してはこちら。

テニス選手の覚え方#28「日本男子ツアー優勝」 - tenez365

ジャパンオープン2023(まとめ)

今年のジャパンオープンはこれまでで1番現地に向かいました。

現役選手、引退した選手合わせて50人は見れました。さすが秋の有明テニスの森

 

また今大会、去年に引き続き錦織は欠場でした。しかしエース西岡がいます。

本戦ワイルドカードには綿貫、島袋、望月。

今年ニュースで特に名前の見る選手たち。

去年決勝に進んだフリッツ、ティアフォー。

グランドスラム決勝経験もあるズベレフ、ルード。

全米ベスト4話題のシェルトンなどなど。

たくさん良い選手がきましたね!

 

男子シングルスは21歳のアメリカ、シェルトンが優勝。

準優勝はロシアのカラツェフ。

21歳でのジャパンオープン優勝は、2001年のヒューイット20歳に次ぐ年少記録。

親子でツアーレベル優勝を達成したのはオープン化以降4組目。

さらにランキングは15位へと上がり、アメリカ男子がトップ15に4人。

これは1997年3月以来、26年7ヵ月ぶりだそう。

www.atptour.com

 

 

ハイライトはやっぱり望月てす。

ATPツアー500でベスト4は、日本男子では3人目。

元々期待の星でしたがまだ20歳。

これからもゆっくり活躍を期待します!

また、今大会の来場者数は2019年を抜き、過去最高だそうです。

www.atptour.com

 

スポーツ報知

hochi.news

 

テレ朝news

『望月慎太郎 男子テニスで快進撃…唯一無二の武器は“先入観”を利用するネットプレー』

www.msn.com

 

japanopentennis.com

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ジャパンオープン2023(本戦6日目)

準決勝

B.シェルトンvM.ギロン

望月慎太郎vA.カラツェフ

 

 

今日観れたのはこの試合。

シード選手はいません。

第1シートフリッツに勝った望月。

第6シードティアフォー、第4シードデミノーに勝ったカラツェフ。

第5シードポールに勝った、シェルトン。

第2シードルード、第8シードオジェアリアシムに勝ったギロン。

 

ここまで残った選手ですから調子が良いのはそうですが、中でもカラツェフの盤石ぶりをよく感じます。

望月、シェルトンは出場者の中でも年少トップ2です。

 

第1試合はシェルトン、ギロンのアメリカ勢対決。

アメリカ勢同士ですがその他に共通することはあまりなく、

対照的で面白いカードです。

正直シェルトンが先にリードをしたのは意外でした。

ただ今大会好調のギロンがぎりぎりで立て直し、タイブレークまでもちこみ

そのまま第1セット先取。

第2セット終盤までギロンペースだったので

「第2試合開始の16時前に終わりそう?」とも少し思いました。

そこから第2セット、今度はシェルトンがタイブレークまでもちこむ

そしてファイナルセット、6-4で試合を終わらせたのはシェルトンでした。

第2セットを考えると、かなり劣勢からの逆転勝利です。

 

 

 

カラツェフと望月は準決勝第2試合。

望月は今大会すべて2時間越え。合計6時間25分。

カラツェフは今大会すべてストレート勝利。合計4時間35分。

この差は大きいはず。

サーブから展開を作るフリッツやポプリンと違って、カラツェフは適格なストロークが主軸です。

この3人を比べると今大会ではカラツェフの方がストロークは上な気もします。

元々地力のある元世界ランキング14位です。

勝手に心配していたほど望月に疲労は見えなかったように思いますが、昨日までのレベルとはちょっと違っていたような。

結果はストレートで敗退でした。

 

それでも望月には試合中、コートを去るときにはとっても大きな拍手が送られていました。

今週最もテニスファンを湧かせた選手ですからね!

 

明日の決勝は30歳カラツェフと21歳シェルトン。

遅咲きのカラツェフと今年プロデビューしたばかりのシェルトンとも言えます。楽しみなカードです。

 

ジャパンオープン2023(本戦5日目)

準々決勝

T.ポール5vB.シェルトン

F.オジェアリアシム8vM.ギロン

A.デミノー4vA.カラツェフ

望月慎太郎vA.ポピリン

 

車椅子シングルス決勝

小田凱人1v眞田卓2

 

 

今日観れたのはこの試合。

小田、真田は練習も観れました。

決勝と同じく木下グルーブアリーナでの練習だったためとても近くで観れました。

試合は途中からみてましたが、お客さんがかなりの数。

同じ時間に有明コロシアムではオジェアリアシムとギロンの好カードがあるのに、です。

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因みに今日のトークショー

土居、奈良は今後テニス界でなにかしてくれると嬉しい!

指して頂いてありがとうございました。質問できて嬉しかった!

 

 

今日の目玉の試合は望月vポプリンでしょう。

相手のポプリンは196センチ。

これで望月にとって、今大会3試合連続で196センチプレイヤーが相手。

昨日のフリッツよりも今日のポプリンの方がサーブは良かった気もします。

その上ファーストの確立もポプリンは良く、サービスエースは3セットで21本。

トータルポイントはポプリンの方が9ポイント多い。

よく望月勝ちました。

 

試合が終わった瞬間、スタンディングオベーション

マイクを渡された望月の第一声は「とにかく体がきつい。」と笑顔でした。

いやーほんともの凄い試合を観れましたよ。

次の準決勝はカラツェフが相手です。

全ての試合が終了後の23時になる会場では明日のチケットを買う人もたくさんいました。

ツアーベスト4、おめでとうございます!

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