日本男子のツアー優勝というのは1992年ソウル大会の松岡修造が初めて。
それ以降、ツアー優勝を遂げたのは現時点では4人。
この4人全員が同じ時代を戦い、そしてまだ現役で活躍しています。
では「日本勢ツアー優勝」です。
1.松岡修造
2.錦織圭
3.杉田祐一
4.ダニエル太郎
5.西岡良仁
2007年10月に日本男子史上最年少でプロ転向。
2008年2月デルレイビーチ、自力で出場するツアーレベル自体初めてとなる大会で
当時12位(最高4位)のブレークに勝ち優勝。ATPツアー優勝の史上2番目の年少記録。
その他、元5位全仏優勝もあるガウディオ、元9位アテネ五輪金メダリストのマスー、
元12位デ杯準優勝に大貢献したハーバティなどに勝利。
元ナンバー1のロディックやこの年1位になったナダルとも対戦。
ハイライトは8月全米。当時4位のフェレールに勝ちベスト16。
この年グランドスラム2大会で本戦ストレートイン、マスターズも開幕戦から2大会連続で本戦出場。
日本男子史上最年少でデ杯代表。ITFの五輪推薦枠として北京五輪出場。
年間のツアー成績16勝12敗。
(フェデラー18歳のときは13勝17敗)
ランキングはプロ転向からわずか1年で
289位から69位まで上げ、この時まだ18歳。
年末時の世界ランキングトップ100の中でも最年少の選手に贈られる「ATP年間最優秀新人賞」を獲得。
2017年4月バルセロナではラッキールーザーとして本戦出場(本戦欠場選手は錦織)。
本戦ではロブレド、ガスケ、カレーニョブスタに勝利。
6月ハレ本戦ではフェデラーとの対戦。
翌週アンタルヤではフェレール、バグダティス、決勝でマナリノに勝ちツアー初優勝。
(ロブレド、ガスケ、フェレール、バグダティスは元トップ10、カレーニョブスタもこの年にトップ10を記録)
この年一気に躍進し、ランキングは112位から36位まで上げました。
ランキング36位は(当時)日本男子歴代2位。
2018年開幕直後のオークランドでは予選からの本戦出場。
3月マスターズ第一戦インディアンウェルズでも予選から勝ち上がり、
本戦2回戦で当時13位(1位は223週記録)のジョコビッチと初対戦で初勝利。
4月のイスタンブルでツアー初優勝。
8月には64位を記録。
ランキング64位は(当時)日本男子歴代6位。
2018年西岡良仁/深圳ATP250
2014年プロ転向。同年のアジア大会を優勝、金メダル獲得。
そのまま順調にランキングを上げ続け2017年3月には自己最高58位を記録。この時21歳。
58位は(当時)日本男子歴代4位。
しかしその直後に大きな怪我、手術によりツアー離脱。
2018年から復帰し、9月の深圳予選からの出場でツアー初優勝。
2022年西岡良仁/ソウルATP250
シーズン初めの頃は負けが続き、当時はっきりと"引退"という言葉を口にした程。
それでも8月ワシントンでは決勝進出を果たします。
ATP500での日本男子決勝進出は、
錦織に次いで2人目の快挙です。
そして9月のソウルでツアー2勝目。ツアー2勝というのも日本男子では2人目。
この年の終了時ランキングは36位。
2023年1月、33位を記録し日本男子歴代2位。