2024/5/1
2023/8/14
上の記事は伊達さんの活動によるもの。
下のも確かそう(裏取りが微妙です)。
伊達公子さんは日本テニス、女子テニス界のレジェンドで間違いない。
私は、伊達さんが出した本はほとんど持ってるかも。
「(比喩として)大坂なおみがいくら勝っても、伊達公子には並ばない。」と思い込んでる伊達さんファンが私。
記事は宮崎市と、名古屋市の話
目的は、高いレベルの大会誘致とかアジア大会。要は「国際大会」を見据えている。
伊達さんの、日本のテニスコート、特にサーフェスへの問題視は有名だし、
本も出版している。主張としては、
「国際大会で使われているハードコートがあまりに少ない日本では、
強い選手は育たない。」というもの。
レジェンド選手のいうロジックは至極真っ当。
けど当たり前だけど、日本にあるテニスコートは国際大会の為のものではない。
日本にあるテニスコートは、テニスをしたい人みんなのもの。
テニス人口って野球、サッカーよりも断然多い。老若男女できますから。
「生涯スポーツ」といわれるだけあって休日には子供から年配者まで、
コートには必ずいる。コートの取り合いがいかに大変か、全員経験しますね。
テニス好きって、観る人よりも、プレーする人の方が圧倒的に多いわけです。
そもそもスポーツなんだから、プレーしてる気分ったらそりゃ最高。
健康増進、人生を豊かにしてくれるテニスにとってとても重要な1つが、サーフェスです。
ハードコートについて
(ざっくり)体への負担が大きく、プレーが難しくなる
正直素人からしたら、オムニより良いことなんてない
第一、多くのテニスコートはお金と時間をかけてわざわざオムニに変更したんです。
そして今があります。
ちょっと自分のことを書くと、私は小学生のときテニスを始めました。
コーチは皆おじいちゃん世代。隣のクラブチームもそうでした。
ジュニアの親御さん方も気軽にテニスを始められるという環境は、大きなメリットなはずです。
そういうコミュニティって今も日本では多いと思います。
これ「ハードコートだったら」と考えるとまったく変わってくるでしょうね。
そりゃあ"プロを見据えていたら"話は変わりますが、そんなの当然少数派なわけです。
もし私が普段から使っているコートが、オムニからハードに変わりそうとなったら、
迷わず反対します。
税金の使い道
これらのテニスコートは県営や市営ということ…税金の話
これまでの税金(テニスコート維持費)には「市民の健康目的」として使われていたが、
今回の記事を読んでいると何だか、
「トッププロ育成のために税金が使われている」
「市民の健康面で考えても逆効果」と取られても仕方ありません。
実際、反対意見もけっこういて東山公園テニスセンターに関しては、
アンケートの結果「反対」の方が多かったそうです。
もちろん、伊達さんが何か悪い手段をとって税金の恩恵を受けている、なんて話は一切ありません。
『公の施設について - 総務省』
https://www.soumu.go.jp/main_content/000451040.pdf
私は伊達公子ファンです。
「だから伊達さん頑張れ。日本テニス頑張れ。テニス選手いつもありがとう!」
という気持ちで、下記のジュニア育成プロジェクトに寄付したことはあります。
けれど、「ファンだから、テニスコートの改修活動頑張れ!」
とはならない。それとこれとは話が違いますからね。
情熱を持った1人の人間が行動するのは、絶対に良いこと
伊達さんの熱意や行動は素晴らしいと思います。
それに正直、日本テニス界でこれだけのビッグネームはもう出てこないとも私は思ってます。それだけの人です。ただ、
伊達さんが「選手育成」に奮闘すること、
市民が「税金の使い道」に言及することには
"限られたテニスコート"の使用目的が違うという問題が根底にあります。
あ、いや、テニス界の大物と、テニス好きの一般人とじゃ"力"が違うか。
テニスを知らない県知事、市長、大丈夫か?