ジャパンオープン2023(本戦6日目)

準決勝

B.シェルトンvM.ギロン

望月慎太郎vA.カラツェフ

 

 

今日観れたのはこの試合。

シード選手はいません。

第1シートフリッツに勝った望月。

第6シードティアフォー、第4シードデミノーに勝ったカラツェフ。

第5シードポールに勝った、シェルトン。

第2シードルード、第8シードオジェアリアシムに勝ったギロン。

 

ここまで残った選手ですから調子が良いのはそうですが、中でもカラツェフの盤石ぶりをよく感じます。

望月、シェルトンは出場者の中でも年少トップ2です。

 

第1試合はシェルトン、ギロンのアメリカ勢対決。

アメリカ勢同士ですがその他に共通することはあまりなく、

対照的で面白いカードです。

正直シェルトンが先にリードをしたのは意外でした。

ただ今大会好調のギロンがぎりぎりで立て直し、タイブレークまでもちこみ

そのまま第1セット先取。

第2セット終盤までギロンペースだったので

「第2試合開始の16時前に終わりそう?」とも少し思いました。

そこから第2セット、今度はシェルトンがタイブレークまでもちこむ

そしてファイナルセット、6-4で試合を終わらせたのはシェルトンでした。

第2セットを考えると、かなり劣勢からの逆転勝利です。

 

 

 

カラツェフと望月は準決勝第2試合。

望月は今大会すべて2時間越え。合計6時間25分。

カラツェフは今大会すべてストレート勝利。合計4時間35分。

この差は大きいはず。

サーブから展開を作るフリッツやポプリンと違って、カラツェフは適格なストロークが主軸です。

この3人を比べると今大会ではカラツェフの方がストロークは上な気もします。

元々地力のある元世界ランキング14位です。

勝手に心配していたほど望月に疲労は見えなかったように思いますが、昨日までのレベルとはちょっと違っていたような。

結果はストレートで敗退でした。

 

それでも望月には試合中、コートを去るときにはとっても大きな拍手が送られていました。

今週最もテニスファンを湧かせた選手ですからね!

 

明日の決勝は30歳カラツェフと21歳シェルトン。

遅咲きのカラツェフと今年プロデビューしたばかりのシェルトンとも言えます。楽しみなカードです。