ジャパンオープン2023(本戦4日目)

2回戦

T.フリッツ1v望月慎太郎WC

Z.ジャンvA.カラツェフ

 

 

今日観れたのはこの試合。

フリッツはご存じこの大会ディフェンディングチャンピオン

去年の決勝進出を決めたことにより、初のランキングトップ10入り。

今年2月には5位にまであげています。

現在は10位で大会第1シード。

 

望月はランキング215位。

本戦出場者の中では最も若く、最も低いランキングです(次いで低いのが島袋の143位)。

 

物凄い試合でした。

私が観始めたのは試合が始まって50分程経ってから。スコアは望月から見て0-6/0-1

そこから徐々に望月もポイントを重ねます。

フリッツだって調子は良い。

望月の方が先に左右へとコースを突きます。ドロップショットも打てるし、前にも出る。

ミスが特別少なかったというよりも、ショットが深かった。

大事なときにファーストサーブもよく入ってました。

そこまでのプレーでなんとか掴みとった勝利です!

何よりも、有明コロシアム内がとんでもない雰囲気!

 

この試合が終わって次の試合開始までの間、

センターコートには松岡修造がいました。

スポンサーによるイベント?の為コートに降りてきたようでしたが

マイクを渡され、本音が出ました。

 

「歴史が作られた…。

 

一言だけ言わせてもらっていい?

これどうせメディアに出ないんで僕は言いますよ。

僕はね、オリンピックはじめいろんなスポーツやってんですよ。

水泳とかフィギュアとか。

悔しくてしょうがない。

西岡とかみんな頑張ってんじゃん?!

なんでテニスはもっと盛り上がんねんだ!

 

これ(望月vフリッツの試合)をニュースにしなかったら、

日本のメディアおかしいぞ!」

 

テニスファンみんなの思いを代弁してくれました!

修造ほど日本のテニス界に貢献してる人はいないと思います。

そんなアイコンとなる人が、ある意味ネガティブな発言です。珍しい。

いつも感じていた悔しい思いを今夜だけは

言わずにはいられなかったんでしょうか。

 

フリッツ、望月、素晴らしい試合でした!

 

 

 

中国のジャンは最近よく名前の聞く選手です。

ちょうど1年前の10月にランキングトップ100を切っています。

今年はモンテカルロ以外のビッグトーナメントすべてに出場。

マドリードではベスト8。

先週の地元上海では、ガスケ、エチェベリー、ナカシマを破ってベスト16。

そして、アジア大会の金メダリストです。

因みにアジア大会決勝の相手は綿貫。

このジャン、綿貫、そして2014年アジア大会優勝の西岡の3人は現在世界ランキングトップ100以内。

日本、中国も、世界で活躍する選手が確実に増えてきてますよね。

ジャンの今大会、1回戦フルカチュに勝ったことにより今年だけで対元トップ10プレイヤーに6勝目でした。

そんなジャンと、カラツェフの対戦もなかなかのカード。

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