全米オープン2023(前半)

今年全豪に引き続き、アメリカ勢が元気です。

最近はアメリカ勢、どんどんいろんな選手の名前を聞きます。

nao-tenez.hatenablog.com

 

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この記事にある2005年大会。

当時3位のロディックはまさかの敗退初戦。確かロディックの誕生日だった気がします。

サーブ&ネットが得意なギメルストフは1回戦。デントは3回戦で好プレーを見せましたがフルセットで惜敗。

ベスト8に残った3人のアメリカ勢はアガシ、ブレーク、そしてジネプリ

準々決勝アガシvブレークは記憶に残る凄いラリーの応酬。

ジネプリ実は、前哨戦シンシナティでも準決勝まで進んでいます。

当時のフェデラーにあと1歩及ばずでしたが、

試合途中の雨による中断。あれがなかったらわからなかった!

またそのシンシナティではロディックが決勝進出。

シンシナティ、そして全米と、

ビッグトーナメント、しかもアメリカの地で2大会連続

ベスト4に2人のアメリカ人選手がいたわけです。

 

 

そして今年の全米。

今週やっと、話題のシェルトンを観れました。

相手は同じアメリカのポール

この舞台でアメリカ対決っていつ振りだろ〜と思っていたら、

2003年アガシvデント以来だそう。

2003年は、最後にアメリカ男子、ロディックが優勝した年。

チャン、サンプラス2人の引退もありました。

 

先程の、準々決勝

T.フリッツ9vN.ジョコビッチ2

F.ティアフォー10vB.シェルトン

アメリカ勢3人!

フリッツは去年、4月のインディアンウェルズで決勝ナダルに勝ち、マスターズ初優勝。

同じく去年、ティアフォーは全米準々決勝でナダルに勝ち、グランドスラム初のベスト4進出。

2人とも一気にトップ10まで入り、今もランキングを維持してます。

今まさに、同世代の2人を中心にアメリカンテニスが盛り上がってる印象!

なんですが、全米準々決勝をアメリカ人選手が戦っているのを正直、久しぶりだなぁと、思ってしまいます。

 

 

アメリカ勢男子

ティアフォーよりもフリッツの方がどちらかというと早咲きの印象で、

フリッツはすでにトップ5にも入りました。

2人よりも5年ほど先輩ソックの、マスターズ唯一の優勝が2017年のパリ。

長身イズナーのマスターズ唯一の優勝は2019年のマイアミ。

唯一のグランドスラムベスト4進出は2018年ウィンブルドン

この3人はファイナルズにも出場経験あり。

 

アメリカ勢の好成績のとき決まって”ロディック以来”と聞きます。

 

確かにロディックの成績は歴代で見ても輝かしいですが、

グランドスラムでベスト4進出」

となると、少し厳しい印象がここ15年アメリカ勢にはあったような気がします。

ファイナルズ出場もあるフィッシュ、ブレークグランドスラム最高はベスト8。

 

ここで2003年のロディック優勝以降の、

全米のベスト8以上を見てみます。

2004年

A.アガシ(ベスト8)

A.ロディック(ベスト8)

 

2005年

A.アガシ(準優勝)

R.ジネプリ(ベスト4)

J.ブレーク(ベスト8)

 

2006年

A.ロディック(準優勝)

J.ブレーク(ベスト8)

 

2007年

A.ロディック(ベスト8)

 

2008年

A.ロディック(ベスト8)

M.フィッシュ(ベスト8)

 

2011年

A.ロディック(ベスト8)

J.イズナー(ベスト8)

 

2017年

S.クエリー(ベスト8)

 

2018年

J.イズナー(ベスト8)

 

2022年

F.ティアフォー(ベスト4)

 

 

一つの国、一つのグランドスラムで見てますから。

当然この結果は、「やっぱりアメリカ強いなぁ」です。

「結局BIG4が強かった」というのはこの場合違って、

80~90年代の強かったアメリカ時代、昔から強いフランス、

2000年代から一気にトップ選手輩出のスペイン、さらにはBIG4という言葉もあり。

いろいろあっても常に"アメリカ勢"という一括りに期待してしまう。

歴史があって、個性があって実力もある、アメリカテニスの魅力だろうなぁと。

 

書いててまとまらなくなりました。

因みに今日のティアフォーvシェルトンの試合後、オンコートインタビュアーはブラッド・ギルバート。

アガシを141位から1位へ再帰させ、

ロディックグランドスラム優勝まで導いたことで有名。

 

また、イズナー、ソックは共に今大会を最後に引退。

イズナーはモーにフルセットの末敗れました。

2人でダブルスも組んでました。

 

イズナーのプロ転向したばかりの2007年。

ワイルドカードで出場した全米でフェデラーと対戦。

あの会場の盛り上がりと、ガッツポーズは何度も見たなぁ。

 

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全米オープン2023は終盤です。

残るトップハーフの準々決勝2試合が終わるとベスト4が揃います。

個人的注目は、唯一のノーシード、去年プロ転向したばかりのシェルトンがジョコビッチにどう挑むのか。

まだまだニューヨークの夏は続きます🗽

 

追記。

tennis channel

『Andy Roddick: 20th Anniversary 2003 US Open Champion | Unstrung』(2:57)

www.youtube.com