全米オープン2023が終わって2週間が経ちました。
男子準決勝
C.アルカラス1vD.メドベージェフ3
B.シェルトンvN.ジョコビッチ2
ウィンブルドンベスト4のうち3人が残ります。
全米の直近2大会でみても、
2021年決勝の2人がメドベージェフ、ジョコビッチ。
2022年優勝がアルカラス。
そして3人とも、全米優勝経験とナンバー1経験あり。
唯一のノーシードはアメリカ大学在任のシェルトン。
アメリカ大学出というと、ジョンソンやイズナー、アンダーソン、マーティンもそうでした。
アメリカ大学出自体、珍しいものではないわけですが、シェルトンはプロ転向まで海外遠征がなかったようです。
大きい体でよく走り、ダイナミックで、感情表現も豊かで。
左利きからのビッグサーブをもつシェルトンが、1番の注目です。
女子決勝
C.ガウフ6vA.サバレンカ2
女子決勝に進んだのは、
今年の全豪優勝、全仏ウィンブルドンでベスト4のサバレンカ。
対してアメリカの19歳ガウフ。
ガウフは地元ですから、ポイントをとる度会場がすごいことに。異常なほどの盛り上がりです。
週明けからランキング1位になるのが決まっているサバレンカ。
サバレンカは止まって打ったときのパワーが凄い。
パワーも凄いし攻めも意外と早い、ネットは居心地が悪そうで、どこかシャラポワを思い出させます。
強力なフォアをもつサバレンカに対し、
苦手なフォアをフットワークでカバーするガウフによる攻防でした。
また今年は、全米の賞金額が男女同額になって50年だそうです。
『Was the match between Billie Jean King & Bobby Riggs fixed? Battle of the Sexes 50th anniversary 👀』(14:20) 2023/9/20
1973年のあの出来事から、ですね。
会場のいろんなところにもビリー・シーン・キングのイラストがあり、
センターコート入場口には"PRESSURE IS A PRIVILEGE"
ネットの近くには"EQUAL PAY"の文字がありました。
女子決勝のコイントスのときにはやはり、
ビリー・ジーン・キングが入ってきます。
また、会場にはシャラポワやナブラチロハもいました。
女子レジェンド達の前で、素晴らしい試合になって良かったと思います。
そういえばこの試合の主審の方は、
2015年に、全米史上初めて男子決勝を務めた女性、エヴァ・アスデラキ・ムーアさんでした。
2023年大会の賞金の詳細
https://www.usopen.org/en_US/visit/prize_money.html
Michelle Obama honors Billie Jean King and 50th anniversary of equal prize money at 2023 US Open
因みに男子決勝のコイントスでは、
2003年チャンピオン、ロディックが入ってきました。
きっと今大会ではどこかで呼ばれてるんじゃないかと。
2003年のロディックといえば、芝の活躍や全米優勝もあり11月にはナンバー1になったとき。
そしてそのときのコーチこそが、
ブラッド・ギルバートです。
そのギルバートは2023年現在、ガウフについています。
ギルバートはまたも全米決勝を戦ってたんですね。
しかも20年前のロディックの北米ハードコートシーズン、ビッグ大会の成績が19勝0敗。
今年のガウフ同じくビッグ大会の成績が14勝1敗。
ギルバートも凄いです。
VOGUE JAPAN
2019/3/28
BBC NEWS JAPAN
2020/7/5
BILLIE JEAN KING CUP(女子国別対抗戦)
そういえば今大会はWOWOWさん、
全コート全配信ではなかった。
来年の、特に全仏はよろしくお願いします!