テニス選手の覚え方#30「ツアーの仕組み」

これまで「グランドスラム」「マスターズ1000」「ATP500」「ATP250」

などが出てきています。

テニス選手の覚え方#20「グランドスラム優勝者」 - tenez365

テニス選手の覚え方#7「マスターズ1000」 - tenez365

テニス選手の覚え方#25「ATP500」 - tenez365

テニス選手の覚え方#27「ATP250」 - tenez365

 

これらは男子テニス界で行われる大会(個人戦)をグレード(レベル)分けした際の

"各グレードの名称"です。

また、上位8人しか出場できない「ファイナルズ」は、出場を決める際のランキングが他の大会で適用するいわゆる"世界ランキング"とは"別のランキング制度"なので、個人的には"同じ指標では並べられない"と考えます。

男子テニスを管理している団体「ATP」の公式HPで確認すると、各グレードのロゴ表記はこのようになります(色に特に深い意味はないです)。

GRANDSLAM

ATP MASTERS 1000

ATP 500

ATP 250

Nitto ATP FINALS

 

これらの内容はたくさんのサイトで紹介されています。

仕組みを知ることで情報の解像度が変わることはあるでしょうけど、

テニス観戦を楽しむのに"知らなくてはいけないこと"ではありません。

ATP公式HP

www.atptour.com

 

 

tennis.jp

シンプルで最低限の情報が個人的に良いです。

tennis.jp

 

 

『ワールドテニスファンブック グランドスラムからランキング算出法まで徹底解説』

松岡修造(監修)

こちらは紙ベースで知りたいのであればお勧め。

2015年発売なので少し情報が古いですがわかりやすいです。

錦織圭伊達公子フェデラーナダルジョコビッチ、マレーらを軸に書かれているページもあり、日本テニスファンにはお勧めの1冊に思います。

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テニス選手の覚え方#29「ファイナルズ優勝者」

ATPツアーの最終戦。現在の名称は「ATPファイナルズ」。

年末最後の大きな大会というのは他にもいくつかありましたが、

現行の第1回大会は1970年の東京。

 

開催地の持ち回りシステム、大会フォーマットなどが特徴的。

なによりも、"年間成績上位8人だけが出場の許される"

他の大会とは一線を画す特別な大会です。

 

 

最近では錦織圭が2014, 15, 16, 18と出場。

 

『London Finale 2014 Preview Interview Nishikori』(5:01)

www.youtube.com

 

確か初出場の2014年では、直前のパリ大会準々決勝フェレールに勝ったことにより

出場権を得ました。

出場時のランキングは第5位。準決勝進出時点で3位になるチャンスも残されていたほどです。

 

錦織はこの大会ではこれまで、フェデラージョコビッチマレーやフェレールベルディヒ

ワウリンカ、チリッチ、アンダーソン、ティエムらと対戦。

これらの選手は錦織含めて全員グランドスラム決勝経験者。なんてタフドロー。

Barclays ATP World Tour Finals 2014 Official Launch - YouTube

2015 Barclays ATP World Tour Finals - The Top Eight inc Djokovic, Federer, Murray, Nadal - YouTube

Players Continue Bid For 2016 Barclays ATP World Tour Finals - YouTube

 

 

 

 

『Tennis IQ Challenge: Nitto ATP Finals Past Champs Part 1』(6:06)

www.youtube.com

 

『Tennis IQ Challenge: Nitto ATP Finals Past Champs Part 2』(7:31)

www.youtube.com

 

過去の記事

ファイナルズ2020(前半) - tenez365

ファイナルズ2021(前半) - tenez365

ファイナルズ2022 - tenez365

テニス選手の覚え方#28「日本男子ツアー優勝」

日本男子のツアー優勝というのは1992年ソウル大会の松岡修造が初めて。

それ以降、ツアー優勝を遂げたのは現時点では4人。

この4人全員が同じ時代を戦い、そしてまだ現役で活躍しています。

では「日本勢ツアー優勝」です。

 

1.松岡修造

2.錦織圭

3.杉田祐一

4.ダニエル太郎

5.西岡良仁

 

 

2008年錦織圭/デルレイビーチATP250

2007年10月に日本男子史上最年少でプロ転向。

2008年2月デルレイビーチ、自力で出場するツアーレベル自体初めてとなる大会で

当時12位(最高4位)のブレークに勝ち優勝。ATPツアー優勝の史上2番目の年少記録。

その他、元5位全仏優勝もあるガウディオ、元9位アテネ五輪金メダリストのマスー、

元12位デ杯準優勝に大貢献したハーバティなどに勝利。

元ナンバー1のロディックやこの年1位になったナダルとも対戦。

ハイライトは8月全米。当時4位のフェレールに勝ちベスト16。

この年グランドスラム2大会で本戦ストレートイン、マスターズも開幕戦から2大会連続で本戦出場。

日本男子史上最年少でデ杯代表。ITFの五輪推薦枠として北京五輪出場。

年間のツアー成績16勝12敗。

(フェデラー18歳のときは13勝17敗)

ランキングはプロ転向からわずか1年で

289位から69位まで上げ、この時まだ18歳。

年末時の世界ランキングトップ100の中でも最年少の選手に贈られる「ATP年間最優秀新人賞」を獲得。

www.atptour.com

www.youtube.com

www.youtube.com

 

 

2017年杉田祐一/アンタルヤATP250

2017年4月バルセロナではラッキールーザーとして本戦出場(本戦欠場選手は錦織)。

本戦ではロブレド、ガスケ、カレーニョブスタに勝利。

6月ハレ本戦ではフェデラーとの対戦。

翌週アンタルヤではフェレール、バグダティス、決勝でマナリノに勝ちツアー初優勝。

(ロブレド、ガスケ、フェレール、バグダティスは元トップ10、カレーニョブスタもこの年にトップ10を記録)

この年一気に躍進し、ランキングは112位から36位まで上げました。

ランキング36位は(当時)日本男子歴代2位。

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2018ダニエル太郎/イスタンブルATP250

2018年開幕直後のオークランドでは予選からの本戦出場。

3月マスターズ第一戦インディアンウェルズでも予選から勝ち上がり、

本戦2回戦で当時13位(1位は223週記録)のジョコビッチと初対戦で初勝利。

4月のイスタンブルでツアー初優勝。

8月には64位を記録。

ランキング64位は(当時)日本男子歴代6位。

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2018年西岡良仁/深圳ATP250

2014年プロ転向。同年のアジア大会を優勝、金メダル獲得。

そのまま順調にランキングを上げ続け2017年3月には自己最高58位を記録。この時21歳。

58位は(当時)日本男子歴代4位。

しかしその直後に大きな怪我、手術によりツアー離脱。

2018年から復帰し、9月の深圳予選からの出場でツアー初優勝。

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2022年西岡良仁/ソウルATP250

シーズン初めの頃は負けが続き、当時はっきりと"引退"という言葉を口にした程。

それでも8月ワシントンでは決勝進出を果たします。

ATP500での日本男子決勝進出は、

錦織に次いで2人目の快挙です。

そして9月のソウルでツアー2勝目。ツアー2勝というのも日本男子では2人目。

この年の終了時ランキングは36位。

2023年1月、33位を記録し日本男子歴代2位。

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テニス選手の覚え方#27「ATP250」

今日2月13日から、

ATP250の8大会目デルレイビーチ、ブエノスアイレスが開催です。

 

250となると昔はなかなか映像を観ることはできませんでした。

2008年デルレイビーチで錦織が優勝した試合は急遽、録画放送されましたね。

今年の勝ち上がり次第では、

2回戦ダニエル太郎v西岡良仁が実現します。

また、錦織以外のツアー優勝をしている日本人男子は皆、

このATP250のグレードでの優勝です。

では「ATP250」です。

(引用はATP公式HPからです。

ただ2023年現在はコロナ禍やその他社会問題による影響もあり、スケジュール通りに各大会が行われるとは限りません。)

(リンク先は現時点での今シーズンの結果)

 

(1月)

1.アデレード1

ジョコ 歴代4位92度目の優勝 - テニス365 | tennis365.net

2.プネー

フリークスポールがツアー初V - テニス365 | tennis365.net

3.オークランド

ガスケ「本当に信じられない」 - テニス365 | tennis365.net

4.アデレード2

LL本戦入りクォンが2度目のV - テニス365 | tennis365.net

 

(2月)

5.ダラス

歴史刻んだウー「まだまだ続く」 - テニス365 | tennis365.net

6.コルドバ

バエス 母国でキャリア2勝目 - テニス365 | tennis365.net

7.モンペリエ

シナー「満足」ツアー7勝目 - テニス365 | tennis365.net

 

news.tennis365.net

8.デルレイビーチ

9.ブエノスアイレス

10.ドーハ

11.マルセイユ

12.サンティアゴ

 

(4月)

13.ヒューストン

14.マラケシュ

15.エストリル

16.ミュンヘン

17.バニャルカ

 

(5月)

18.ジュネーブ

19.リヨン

 

(6月)

20.シュツットガルト

21.スヘルトーヘンボス

22.マヨルカ

23.イーストボーン

 

(7月)

24.ニューポート

25.グシュタード

26.バズダット

27.アトランタ

28.ウマグ

29.ロス・カボス

30.キッツベル

 

(8月)

31.ウィンストンセーラム

 

(9月)

32.成都

33.深圳

34.アスタナ

 

(10月)

35.アントワープ

36.ストックホルム

 

(11月)

37.メッツ

 

 

『Tennis IQ Challenge: A-Z Tournament Cities』(7:57)

www.youtube.com

テニス選手の覚え方#26「ATP500」

(6月~)

6.ロンドン

7.ハレ

フェデラー決勝進出13回、優勝10回の大会。

www.atptour.com

8.ハンブルク

9.ワシントンD.C.

10.北京

11.東京

ATPツアーの仕組みが改変されたのが2009年。

そのときいくつかの大会はグレードが変わり、ジャパンオープンもグレードが「ATP500」と決まりました。

シングルスでは2012年、2014年と錦織の優勝。

ダブルスでは2005年岩渕・鈴木の日本男子ダブルスツアー初優勝や、

2017年マクラクラン・内山の優勝もあります。

2019年から始まった車椅子シングルスでは2022年決勝国枝v小田の名勝負が記憶に新しいです。

過去にはレンドルやサンプラス、BIG4の優勝もありました。

www.atptour.com

 

『A Look Back At The 2014 Rakuten Japan Open Tennis Championships』(3:13)

www.youtube.com

 

12.ウィーン

13.バーゼル

こちらはフェデラー決勝進出15回、優勝10回。

2011年には、錦織が当時1位のジョコビッチに勝ち、

決勝でフェデラーとの初対戦を決めています。

www.atptour.com

 

『Nishikori, Federer Win In Basel Semis』(3:41)

www.youtube.com

 

 

『Head-To-Head: Tennis IQ Challenge: 500s Test』(3:15)

www.youtube.com

 

2月~

テニス選手の覚え方#25「ATP500」 - tenez365

テニス選手の覚え方#25「ATP500」

今日2月13日から、

2023年シーズンATP500の1大会目ロッテルダムが開催です。

またATP250のデルレイビーチ、ブエノスアイレスも同時に始まります。

とゆことで「ATP500」です。

 

(2月~)

1.ロッテルダム

2018年、36歳のフェデラーはハーセに勝ったことにより再び世界ランキング1位を決めました。

これは2003年9月アガシが記録した33歳を抜いて歴代最年長記録。

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2.リオ

3.ドバイ

4.アカプルコ

5.バルセロナ

バルセロナはスペイン勢、あるいはナダルの12勝が目立ちます。

そんな中、錦織の2014-2015の2連覇があります。

特に2015年大会は第1シードでの出場でした。

www.atptour.com

 

『Barcelona 2015 Nadal Nishikori Mini-Tennis』(1:07)

www.youtube.com

 

『2015 ATP Barcelona Open Final Highlights - Kei Nishikori v Pablo Andujar』(4:54)

www.youtube.com

 

『Nishikori Looks Forward To Barcelona 2018 Campaign』(2:18)

www.youtube.com

 

6月~

テニス選手の覚え方#26「ATP500」 - tenez365

テニス選手の覚え方#24「マスターズ1000」

インドアシーズン

8.上海

9.パリ

 

8大会目は上海です。

この会場はマスターズカップを経て、マスターズになったのが2009年。

錦織が初めてマスターズベスト4を決めたのがこの上海の2011年大会でした。

錦織がドルゴポロフに勝利、ベスト4進出◇上海マスターズ - テニス365 | tennis365.net

www.atptour.com

en.rolexshanghaimasters.com

 

 

9大会目はパリです。

近年では、"マスターズ唯一の優勝がパリ大会"という選手が多い気がします。

2001年以降の各マスターズ優勝者を見てみるとパリの8(人)大会がやはり最多でした。

最近ではハチャノフ、ソック。

他にもグランドスラム準優勝経験もあるフェレール、ソダーリング、ベルディヒなど。

19歳ルーネ ジョコ破り優勝 - テニス365 | tennis365.net

www.atptour.com

www.rolexparismasters.com

 

『30 Years of Tennis History: Every Masters 1000 & ATP Finals Championship Point (1990-2019)』(1:56:15)

www.youtube.com

 

1~2大会目インディアンウェルズ、マイアミ

テニス選手の覚え方#7「マスターズ1000」 - tenez365

3~5大会目モンテカルロマドリード、ローマ

テニス選手の覚え方#22「マスターズ1000」 - tenez365

6~7大会目カナダ(トロントモントリオール)、シンシナティ

テニス選手の覚え方#23「マスターズ1000」 - tenez365