全仏オープン2024/R.ガスケvB.チョリッチ

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テニス強豪国・フランスから15歳の若さで全仏シングルス本戦出場。

10代ペアとして全仏ミックスダブルスでグランドスラム初優勝。

それからもう20年経ちます。124位のガスケは今大会ワイルドカードで出場。

全仏出場21回目はロペスと並んで史上最多位タイ。

グランドスラム出場74回目はジョコビッチと並んで3位タイの多さ。

 

初日「スザンヌランラン」第2試合/R.ガスケvB.チョリッチ

ガスケの相手はチョリッチ。

敢えて括るなら「スーパールーキー対決」でしょうか。

ガスケのジュニアの頃からの期待度は有名なものです。

チョリッチも出たばかりの頃、ナダルやマレーに勝った試合がありました。

2009年「ATP最優秀新人賞」も獲得です。

 

試合展開は互角でした。

開始序盤でチョリッチが先にブレーク。ガスケすぐブレークバック。

第3セットでも先にチョリッチブレークし、ガスケはまたもすぐ追いつきます。

チョリッチは結局この2度のブレークのみ、

ガスケはチョリッチの5倍多い15本のブレークポイントを握りましたが、

なかなか決定打とはいかず。

流れがどちらか一方に傾くという展開にはなりませんでした。

2セット続けてのタイブレークは緊張感ありの、すごい盛り上がりで。

試合途中ですでにYouTubeにはショート動画があがっていましたが

やっぱりガスケのバックのストレート。

打ったと同時にそのまま右手を上げリアクションするのが格好いい。

この試合、他にもガスケならではの良いショットがよく決まります。

特にネット周りの器用さ・タッチの良さは健在で高い確率でポイントに繋げます。

ガスケの生命線はフットワーク、武器はバックハンドだと思ってますが、

フォアのストレートの速いショットもときに連続で見せてくれます。

チョリッチも持ち前のディフェンスと当たりの厚いストロークがあります。

相手のショットが甘くなったところからウィナーを決めるのは

やっぱりチョリッチの方が有効に使えていました。

今日は右腕のテーピングが痛々しくも大奮闘。

お客さんのボルテージは沈むはずなく、フランス・ガスケの圧倒的ホーム感。

ガスケがというより、フランスはいつも凄いです。

結局始まったのが日本時間で23時過ぎ。

第1、第2セットが1時間以上で、試合時間は3時間23分。

 

これでガスケ、ツアーマッチ605勝目。

1回戦勝利したガスケはコートに仰向けになって喜びます。

2016年、錦織に勝ってベスト8を決めたときと同じです。

今季は2月ドーハvシェフチェンコ戦、4月エストリルvティエム戦に続いて

マッチ3勝目。

どれだけ1勝を掴むのがタフになっているかがわかります。

同じ時間帯に別コートで錦織も戦ってましたが私はスザンヌランランに釘付け。

その錦織戦を見返すと、スザンヌランランのお客さんの声がかなり聞こえてきます。

 

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