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本文中の敬称は省略させていただくことがあります。

有明テニスの森 現地観戦その1

 

 

お店とお客

スポーツ観戦を今回は「運営・大会側」と「客側」に分け、
現地観戦ついて思うネガティブなことをここに残しておきます。
起こった会場はすべて「有明テニスの森公園」です。

大会側

入場ゲート(ジャパンオープン)

国内最大のテニス大会といえばジャパンオープンです。
大会期間中の入場ゲートは全部で2つ。 1つは2列仕様の小さいもの。
もう1つがメインとなる6列仕様のサイズ感。
メインのこのゲート、サイズが小さいと言わざるを得ません。
小さいというのは、有明コロシアムの収容人数10000を鑑みての感覚です。
それに加えて、スタッフの作業の遅さ。
(イベントスタッフというのは一時的に集められることも多いですが"それは別問題"と考えるのが、今回の前提です)
入場ゲートはもちろん来場する全員が使います。
さらにゲートの退場通路は1列分の幅のみ。
時間帯も偏ることが予想できますが、 ここの出入りのスムーズさが会場内のすべてのことに影響するだけに、重要ではないでしょうか。
故にスタッフの質はそれ相応に目につきます。
のんびり対応なスタッフがここの配置というのは、考え直す価値があると思います。
そして手荷物検査のとき、全員に、
「荷物に手を入れてもいいですか?」と聞いていました。
入れていいに決まってます。
飛行機の搭乗ゲートでバッグの中を確認するのと同じです。
「中を見てもいいですか?」と確認するスタッフなどいません。
なぜなら「手荷物検査」だからです。見ていいに決まってます。
人対人とはいえ「失礼します」の一言で十分です。
どうしても聞きたいのなら、ゲート前にある注意書きに増やすくらいでいい気がします。
もっとも既存の注意書きも字が小さく読めたものではありませんでした。

ショップ(デ杯)
ショップの位置に関してです。これは今年デ杯のときだけですが、
なぜあの「1F 西ロビー」にショップを置いたのでしょう?
この日はチケット完売、つまり客の見込みは10000人超えです。
決して広くないロビー、片側だけを使って凄い行列しかも、暑い中です。
何よりもたった20メートル先にはショップを広々と出せるスペースがあります。
病人が出る前に対処した方がいいと思いましたね。
実際今年の有明では「看護室に運ばれる人が多いです」というアナウンスも会場内であった程です。

有明コロシアム内のMC(全日本)
これは全日本選手権のときに感じました。むしろ他の大会ではなかったことです。
選手紹介のとき「○○選手ー!」
「なぜ名前のあとに"選手"とつけてしまうのか?」そう思いました。
選手の名前は、ただのコメント、試合最中の実況などいろんなときに呼ばれます。
しかし、 ①ただのコメント ②実況 ③場内MCというのはそれぞれ目的が違います。
選手入場のとき、オンコートインタビューのときは、特にMCによる盛り上げを要します。
このときの"選手"というのがノイズになっていて聞き心地という点からは向いていません。
他の競技ではふつうでも、同じ有明で行われる他の大会にはないことで、
他国での大会にもないことです。
なぜ全日本のときだけ採用したのでしょう。
ただのコメントとMCでも、同じ価値観・同じルールなのでしょうか。

客側

ゴミ不法投棄が大量発生(デ杯)

正直、これを残しておきたく今回書いています。
一杯になったゴミ箱近くの床に、大量にゴミが置いてありました。捨てられていました。
ゴミ箱対応が間に合っていない大会側の不手際とする考えもありそうですが、
ゴミを不法投棄する人間性
ゴミを不法投棄する大人がこんなにもたくさんいること自体は大問題です。
いつ海外メディアに叩かれても仕方ありません。

 

ルールを守らない人とは?

ルール違反やマナー違反、それが出来る人は
自身の欲求を満たす為なら手段を選ばない人です。
「お腹空いたから」お菓子を勝手に食べる赤ちゃんと、
「欲しかったから」人の物を盗る泥棒と、動機は変わりません。
「ゴミを持っていたくないから」不法投棄。
ここでは人の欲とか群集心理とか
法哲学を持ち出して、原因・対策を探るために話を広げるつもりはありません。
有明テニスの森公園での"残念なあれこれ"それだけです。
もちろん会場での良い面もありますよ。
ジャパンオープンでのデイとナイトの客入れ替えは、日本人の集団行動慣れが顕著に出たようです。
あと、試合中のブーイングは一切なかったんじゃないでしょうか。
これも日本だけかもしれません。
まぁでもね、良い話は皆さんしますから。
耳が痛いことを敢えて今回、残しておきたくなりました。

 

この内容に至るまで

私はブログを書く際、自作フォーマットの下書きにまず書き始めます。
そこには実際使わなかった文章が残ったりします。
ボツ案のようなものですが、今回それが過去最多でした。
理由は、もっと細かい話がいくつもあること。
ただそれまで書いてしまうと、読む気にならなくなる程長くなりそうで。
ブログというより、レポートになっちゃいますね。
そして理由2つ目。
今回はテニスの話とはちょっと違います。
どこにでもある店と客の話なだけに、知ってもらいたい考え方等があったんです。
でもそれまで書いてしまうと本当に”テニスじゃない内容”になるので、
思い切って割愛。


画像は『スポーツビジネス概論』