2024/9/23
tennismagazine.jp
中国で2大会同時開催
前回の記事のように、東京・有明ではデ杯がありました。
例年のように秋の有明シーズンへと入るわけですが、1つ例年と違うことがあります。
それは中国男子の活躍です。
デ杯は9月10日~15日でした。ジャパンオープン本戦は9月25日~です。
この2大会の間、9月18日~24日にかけて中国では2大会ありました。
そして、地元選手が大健闘しています。
成都Chengdu(250)
第1シードムゼッティ、第2シードブブリク。
日本勢からは、錦織、ダニエル、そして予選2試合を勝ち抜いた望月。
中国は、期待の若手シャン(商)、イー(易)、スン(孫)です。
初戦からシャンv錦織という面白いカードもありました。
決勝はそのシャンと、第1シードムゼッティ。
ムゼッティが絶対優位、とは思わなかった人も多かったのではないでしょうか。
それくらい19歳のシャンはすでにツアータイトルをとれる実力者です。
試合時間1時間半ちょっと。シャンの優勝でした。
中国男子のツアー優勝は、2022年ダラスでのウー・インビン以来2人目。
なんといってもシャンの若さに衝撃ですね。
杭州Hangzhou(250)
第1シードルーネ、第2シードハチャノフ。
日本勢からは西岡、そしてこちらも予選2試合を勝ち抜き内山が本戦へ。
中国はジャン(張)、ウー(呉)の2人の実力者。
加えてウイグル自治区のプ・インチャクートゥ、香港のウォンです。
ここでは内山のルーネ撃破、チリッチに惜敗という嬉しい活躍がありました。
そしてなんと、準決勝で、ジャンvインチャクートゥの中国対決。
プ・インチャクートゥ(布云朝克特)はこの大会で初めて知りました。
勝ったのはジャンとなり、チリッチと優勝をかけて争います。
決勝の日は、成都の試合が先に終わり、
「シャンの優勝にジャンは続けるか?」という状況でした。
今シーズン
今年の9月。中国ではATP250のツアー大会が2大会同時にあったわけですが、
商竣程、張志珍、布云朝克特の3人が準決勝進出、
そして同じ決勝の日、2人残っているという凄いこと。
ツアーの決勝進出自体、ウー以来2回目。そういう快挙を2人同時に。
同じアジアの日本ではそんなこと起きたことありませんし、あまり想像もしたことないですね。
実はシーズンオフになったら、最近の中国テニスについてまとめようと思っていました。 それ程男子も女子も、中国勢が元気です。
因みに布云朝克特のカタカナ語の参考は、
WOWOWの表記でも、ATP公式サイトの本人音声でもありません。
日本語文法を研究している中国人のお友達の発音からです。
日本で配信がない中国の試合や、
中国での報道を逐一教えてもらっています。非常感謝!
『Cilic Takes On Uchiyama; Zhang, Bu & Nakashima Play | Hangzhou 2024 Quarter-Final Highlights』(12:53)
www.youtube.com

